ある方が、「自分は幼少期からずっと2番手だった。いつもいつも1番手になりたいと切望していた。」と言われたことをきっかけに、思い出したことがあります。

実は私にも、母の愛が欲しくてたまらなかった頃があったのです。兄は特別。妹は末っ子の甘え上手。しかもちょっと手のかかる子。ですから、母の目線は、いつも兄と妹へ。私は、そつなく何でもこなすので、ちらっと見て、それでおしまいだったのです。「もっと見て~」と心の中では思うのですが、なかなか言葉に出せない。甘えたいのに甘えられない、素直になれない、もやもやしていました。

ところが高校生の時、「自分は2番手で支える立場に立った時の方が力が出せる」という事に気がついたのです。「行くぞ~~!」というタイプではない。もちろん、教師になったのですから、場面によっては、引っ張る役割もしました。でも、基本的には、全体を見ながら誰かをフォローする時が一番自分らしくいられる。そう思ったとたん、不思議ですね、「これでいいんだ」「2番手でいい」とホッとしたのです。だから今、カウンセラーという仕事についているのでしょうね。

2番手の私を生きる。私の位置で私らしく生きる。そこには、与えられた持ち味を活かし、喜んで生きる私がいる。命も持ち味も、天からの贈り物。改めてそう思わされています。