おかげさまで、無事、一行詩のセミナーを終えることができました。ゲストスピーカーの後藤桂子さんの実践が素晴らしいのはもちろんですが、言葉の力を感じてお集まりくださったお一人おひとりの紡がれる言葉も素晴らしかった!感謝します。
「言葉にしたら前に進める。まずはひと言発してみる」。そのとおりですね。ずっと心の奥深くに沈めていた心が動き出し、言葉になる時というのは、新たな始まりの時です。
「一行詩は、心を耕す作業」。名言です。この方は、子どもたちに日記を書かせることは、実は、こちらがその言葉から何を感じ取るかが大切なんだね、とも言われました。キーワードをキャッチする力が大切だとも。
「見逃すな、自分」。目の前の人に対して、表面に表れていることの奥に隠れている本音を、「見逃すな自分」。怒りの奥には、悲しみや苦しみや、分かってほしい本音がありますしね。我が家の向かいの保育園の先生と、「こういうひと言をキャッチする力は、共感する力であり、寄り添う力ともなるんですね」と話したことは本当です。
たくさん話すことも大切です。でも、絞り込んだ短い言葉には、実は、とてつもない奥行きと広がりがある。「短いからこそ伝わる」そんな言葉の持つ力について思い巡らせるひと時でした。『わたしが素直になれるとき』澪標(みおつくし)出版。ぜひお読みください。
次回のセミナーは、1月8日。沢田の杖塾主宰の森口章先生の講演会です。「硬くなった心をほぐすお話」を依頼しています。ご期待ください。