こんにちは(*^o^*) 先生元気プロジェクトの籠井です。

休職する前、教室から飛び出す子どもがいても、全く足が出ない私がいました。反応しないのです。見えているのに、心が動かない。状況判断ができない。動けない。ただ突っ立っているだけ。

そんな私が、ある時、2~3歩小走りに走れたのです。あの時の喜び!それはもう、心躍る出来事でした。

健康なときには当たり前と思っていたことが、一つひとつ奪われていく。思考も感情も感覚も。文字も景色も何もかもが素通りしていく。ただ、息をしているだけ。そんな私が、休むことによって体力を取り戻し、ほんの2~3歩だけですが、すっと足が出たのです。うれしかった。本当にうれしかった。

教え子で、風疹から脳炎になり、意識不明になって数日後、死の淵から生還した子がいます。その時、彼女はすべての記憶を失っていました。「走っている自分」にはっとした時、その子のことを思い出したのです。彼女も、こんなふうに一つずつ取り戻していったのかな。確か私は、嘆いている彼女に「記憶はこれからつくっていけばいい」と言いました。でも、自分が失って始めて、あの言葉はきつかったなと反省しました。前を向くには、今少し、時間が必要なんです。現実を受け入れて、そこから歩み始める気持ちになるまでの時間が。

どうぞお願いです。皆さんの周りに、うつの方や落ち込んでおられる方がいらっしゃったら、そっと見守って差し上げてください。あなたのやわらかいまなざしと、『待つ』という愛が、その方を温めていきますから。信じてあげてください。必ず内側からエネルギーがわき起こってきますから。どうぞ、お願いします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。いつかきっと、お目にかかれるのを楽しみにしております。