1月7日は、SGPの新春特別セミナーでした。『しなやかな自分とは』というテーマで、沢田の杖塾主宰の森口章先生にお話しいただきました。「嫌な自分との共生」「『人薬』(精神科医の山本昌知先生のご本)から学ぶ」「しなやかな私への軌道修正」という3つの柱でのお話でした。
「嫌な自分との共生」では、お釈迦様の言葉から「自分への厳しさが心を汚すのを自覚しておく」と。確かに。自分に厳しい時は我慢することも多く、できない自分を責めたり我慢しない人を責めたりしがちです。そんなふうに、誰でも、弱さ・醜さ・愚かさをもっているんだよと。
『人薬』という本は、精神科医・山本先生と映画監督・相田和弘氏との対談集です。そこには、常識にとらわれないしなやかな山本先生が記されています。精神病院の鍵をはずす取り組みや、映画『精神』の撮影の話から。「鍵は誰のためにあるのか」「助け合う。支え合う」とはどういうことなのかを考えるひと時となりました。
「しなやかな私への軌道修正」では、「心にゆとりがある時の自分ならどう対応する?」と自問自答する大切さを教えていただきました。そして、相手の言葉をそのまま聞くと傷つく。そんな時は、相手の望みを聞くようにしてみようとも。
他にも珠玉のお話がたくさんありました。森口先生のお話は、ゆったりと癒しの時間でもあります。次回は、ぜひご一緒しましょう。
この一年が、心身ともに健康でありますように。今年もSPPをどうぞよろしくお願いします。