新しい年ですね。

今日で、2022年も終わります。日々はいろいろあったけれども、振り返ればあっという間でした。3年ぶりに、直接会える喜びに感動した年でもあります。

この3年で、自分なりに成長した気がしていました。ところが、先日、ある人の写真を見たとたん、「うわあぁぁぁ」と嫌な感情が押し寄せてきて、思わずその写真をぐちゃぐちゃにして捨ててしまったんです。自分では、整理できたと思っていた事ですが、まだこんな気持ちが残っていたようです。思いのほか激しい感情に驚くと同時に、「私はもう大丈夫」と無理していたことに気がついた瞬間でもありました。「よいこの癖」と言うと「大人性」と言い直してくださった方がいます。そう。この「大人性」でいろいろ助けられました。でも本当は、もっともっとグズグズ言いたかった。駄々をこねたかった。悪口を言いたかった。それが本音でした。

「そうだよね」「嫌って当然」「あんなひどい事をされたんだものね」「嫌っていいよ」と声をかけた後、ふいに、「もっと嫌っていいんだよ」「嫌い方がたりなかったくらいだよ」と嫌う自分へのエールの言葉が出ました。案外しっくりするものですね。

起こった出来事やその時の自分の感情に、よい悪いはない。そう思いながらも、嫌な感情は、そう思う自分を責めるスイッチにもなります。それを回避しようとして、本音を押し殺している自分に気がついたのは、ほんの2週間ほど前のことです。もちろん、短い時間で、視点を高く上げ、全体が見えて前を向けるという経験もしました。行ったり来たり、一歩ずつ一歩ずつですね。5年後、10年後の自分に手紙を書いてみようかなと思う年の瀬でした。

皆さん、今年一年も本当にお世話になりました。どうぞ、よいお年をお迎えください。