「わかる」と「かわる」

小学校3年生に『わかる』と『かわる』という話をしたことがあります。

「こうしたらいいということは、頭では分かっているけれど、実際にはなかなかできないってことがあるよね。「わ」と「か」が入れ替わっただけなのにね。ここには、自分の、やっていこう!という気持ちがいるんだよね・・・」
変われない自分へのもどかしさも込めての話でした。

3年生の終わりに、一人の男の子がこんな手紙をくれました。

「先生、僕は、リフティングが苦手でした。どうすればいいかはコーチに教えてもらって、頭では分かっていました。先生の『分かる』と『変わる』の話を聞いて、僕は変わりたいと思いました。だから、繰り返し練習しました。そしたら、リフティングができるようになりました!先生、ありがとう!」

感動しました。すごい!とうなりました。途中でくじけそうになった時もあるけど、そのたびに、やり始めの頃の「やっていこう」という気持ちを思い出して、自分で自分を励ましたそうです。

子どもってすごいなって思いませんか。純粋で前向きで、エネルギッシュで。私の方こそ、『ありがとう!!!』