先日行った「オンラインしゃべラボ」で、「この状況の中だからこそ、子どもたちには最善を選び取る力をつけてほしい」というお話が出ました。
緊急事態宣言が緩和され、少しホッとした中で、またもや感染者数が増えてきています。もちろん、以前とは状況が違いますから比較はできません。しかし、今まで以上に変化の激しい時代であることは確かです。それに対応し、決断し、行動していく。これは、子どもたちもですが、私たち大人にはさらに要求されていることです。私たち大人が、「未来を信じてより良い方を選び取る姿」は、子どもたちへの大きな遺産となることでしょう。子どもたちのやわらかい心は、傷つきやすいだけではなく、しなやかでたおやかで、未来を夢見る力に優れています。必ずやよりよい未来を創りあげてくれます。子どもは希望。温かな気持ちでしゃべラボを終えました。
未来を見通す力は、今がどんな状況で、自分はどの位置にいるのかという現在地をしっかり把握してこそ成り立ちます。そこには、前を向いて果敢に攻める自分と共に、後ろ向きな弱い自分がいます。両方あってこその人間です。その両方を自分だと思っている人は、まろやかです。そんな、まろやかでしなやかで豊かな生き方を残したいものです。この状況だからこそ、未来を信じて最善を選び取る、そんな心の遺産を残したい。