希望の芽

豪雨が日本を襲っています。テレビに映し出された画面を見て、2年前の西日本豪雨の映像かと思いました。昨年も豪雨がありました。今年は、コロナに加えての豪雨です。どれほどの心労かと想像するだけで辛くなります。

浸水した学校もあるでしょう。先生方はきっと、ご自身のこともさることながら、子どもたちのことを気づかっておられるのではないでしょうか。岡山の教師仲間は、今年も通学路や学校を確認するために、早朝出勤して行きました。子どもたちや保護者の皆さまの安全が守られますように。避難場所となっている学校もあるでしょう。先生方の心身の健康が守られますように。

この夏、SGPは、『大丈夫感覚を取り戻す』というテーマでオンラインによるセミナーを計画しています。人はみな弱いものです。その弱さに寄り添いたいという想いからこのテーマにしました。大丈夫といつでも思えればいいのですが、思えないのが人間です。思えない現状があります。そんな時思い出すのが、2年前、豪雨で浸水し壊滅したと思われた畑に、浸水前に植えた種が芽を出したという事実です。この小さな芽は、人々の心を照らす「希望の芽」となりました。故渡辺和子先生は、『置かれた場所で咲きなさい』という本の中で、「“こんなはずじゃなかった”と思うことが次から次に起こる時にも、その状況の中で“咲く”努力をしてほしい」と言われます。かけがえのない唯一無二の私たち一人ひとりの存在は、そのままで奇跡であり希望です。植物の芽が人々の希望になったように、私たちの存在は、そこにいるだけで希望なのです。大丈夫の「希望の芽」なのです。

SGPはあなたとの出会いを待っています。日々お祈りしています。

なお、セミナーは、8月10日(月)をスタートとし、月に一度のペースで行います。