今年生まれた赤ちゃんを見ながら思いました。この子たちにとっては、マスクの世界が当たり前なんだな~って。この子たちには、世界はどのように見えるのでしょうか。人と人とのコミュニケーションの取り方はどうなっていくのでしょうか。
zoomは、物理的な距離を縮めました。外出自粛の中では、人とつながる新しい方法として力をくれました。その反面、「五感」という人が持つ素晴らしいアンテナが使いにくくなりました。人は、言語以外で70~80%の情報を交換していると言います。(もっと多いという説もあります)zoomで繋がれるのは嬉しいけれども、やっぱり直接会いたいという想いは募りますよね。生はいい。生がいい。
そして、マスクで隠されている口元には、たくさんの感情の情報が含まれています。元々、感情を読み取ることに困難を感じている人たちにとっては、コミュニケーションがさらに難しいものとならないだろうかと気になります。また、これからコミュニケーション能力を育んでいく子どもたちのハードルにならないだろうかとも…
人は、人とのつながりの中で生きていきます。人生を味わい深いものにする喜びも悲しみも、表情に込められているものが多いことを思い、ちょっと心配しています。
コロナが終息することを祈るばかりです。
そんな中で、少しずつ「修学旅行」とか「記録会」「学習発表会」という言葉が聞こえるようになったのは、うれしいことです。これまで以上に配慮が必要になっていますが、先生方にとっても、かけがえのない思い出が増えていきますように。そして、心身ともに健康でいてください。