先日、メルマガに「大人と子ども」というコラムを載せました。あれ以来考えているのです。「大人」って何?

子どもの頃の私は、「ずっと子どもでいたい」と思っていました。その時は、「働くのは嫌。ずっと楽しく遊んでいたい」と思っていたんです。ネバーランドへの強いあこがれも持っていました。その奥には、「責任を取りたくない」という気持ちがありました。それが証拠に、20代は、「誰かの言うとおりにしておけば、何かあっても人のせいにできる。」と思っていたのです。ずいぶんな甘えっぷりでしょう。「逃げの籠井」です。やがて、「もう少し大人になりなさい」と言われるようになりました。それは、「自分で考え、自分で責任を取るように」という意味もあったし、時には、「忖度」を促す言葉であったようにも思います。

やがて、気がつくと「大人性が高い」と言われるようになっていました。これは、教師として働くうちに、子どもたちが自分の個性や能力を活かすためには、自由に動いてもらって、その責任を取ることが担任の仕事だと思うようになったことと関係があると思います。そうこうしているうちに、職場でも責任ある立場になり、教育相談という、相手を基本とする姿勢を意識していったこととも関係があると思います。「今ここ」のその人の側にいることと、一歩引いて俯瞰することを少しずつ体で覚えていきました。

同時に私は、小学生とともに過ごしながら、自分の中の「子どもっぽさ」を思う存分引き出してもらっていました。泣いたり笑ったり怒ったり。全力で過ごした日々は、私の「大人と子ども」両面を育ててくれました。幸せな教師人生だったと、心から感謝しています。「大人と子ども」というテーマは、まだまだ内側から思いが沸いてきそうです。

あなたは、どんな子どもでしたか?早く大人になりたかった?それとも、ずっと子どもでいたかった?