ないものねだり

私は、くせっ毛です。梅雨のこの時期は、頭がぼわんと大きくなります。なぜならば、くせっ毛の他に、多い、硬いという髪の三重苦をもっているから。今日も、ばさばさぼわぼわと広がる髪の毛と闘っています。たかが髪、されど髪ということで、教師の頃は、この時期、ストレートパーマをあてていました。朝とプールの後のお悩みは、これで解決です。

ストレートをあてたある日、まったく変わった私を見て、ある方が言われました。「人は、ないものを欲しがる」。言われて初めて気がつきました。私は、あるがままの自分ではなく、理想の自分になろうとしていたということに。もちろん、おしゃれとしても、毎朝の手間を減らすことにしても、これはこれでいいのです。ただ、心の在り様として、あるがままの自分にダメ出しをする心理を自分の中に感じたというわけです。

ないものを欲しがる。これが高じるとどうなるのでしょう。人のものも、高いものも、何でもかんでも欲しがるようになるのかな。何もかも、自分の思い通りにしようとするのかな。「もっともっと」の欲の世界です。「思い通り」の支配の世界かもしれません。

『欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を招く』という言葉が聖書にありますが、私の中の「欲」は、事と次第によっては醜く膨らみ、罪へとつながるものとなり得ることを感じておののきました。自分の中に、そのような性質があることを知っておくことは、歯止めに繋がることも感じています。「欲」の性質が顔を出すと、「本当に欲しいの?」「本当はどうしたいの?」と問いかけるきっかけとなったからです。

欲はあっていい。でも、その欲を押し通すことは、その時に必要なことかどうかをちょっと立ち止まって考えるのは「知恵」の一つかもしれません。ぼわぼわ頭と闘いながら、そんなことを思う朝。あれ?ぼわぼわ頭って、紫陽花に似ている??

 

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