最近、認知症の本を読んでいます。発達障害の本を読んだ時にも、メンヘラの本を読んだ時にも他の時にも感じたのですが、私を筆頭に、人ってみんな、なにかしら持っている。大なり小なり息苦しさを抱えている。だとしたら、「障害」という名で区別するのは違うなあって。
もうず~っと前のことです。ある駅の地下を歩いている時、素直に「楽しい!」「嬉しい!」「キレイ!」と本当に「!」が見えてくる喜び溢れた絵が貼ってありました。見ている私もわくわくしました。最後に「障害を持った子どもたちの絵です」と書いてあって、むくむくと腹が立ってきました。「こんな素直な絵、私には描けない」「常識や見栄から、かっこつけた絵を描いてしまう私の方が、よっぽど障害を持っているんじゃないか」「私は、素直な気持ちを隠して大人のふりをする」って。むくむく、むくむく。
「特性」の方がすんなり入る。私もあなたも、それぞれの考え方の癖があり、表現の仕方の癖があり、諸々のものが集まって、一人の「私」になっている。私の「個性」、私の「特性」になっている。
そんなことを思いながら、「出会ったその人を感じつつ、関係を紡いでいきたい。かかわりの幅が広がるといいな」と読書しています。知らないよりも知っていたいものね。今日も、素敵な一日でありますように。