こんにちは(*^▽^*)先生元気プロジェクトの籠井です。連休ですね。怒濤の4月、少しでもお疲れがとれていますように。
私が出会った子どもたち・・・怯える子
整列の合図で、私がさっと手を上げた時に、両手で自分の顔を隠すような反応をした子がいました。あれっと思ったのですが、新米教師の私は、それを先輩に相談することもなくそのままにしてしまいました。その後も同じような反応があり、さすがに相談してみると、お母さんとその彼氏から虐待を受けているのかもしれないという話になったのです。びっくりしました。最初に気づいた時に相談すればよかったと後悔しました。それから、先輩方の協力のもと、お母さんの話を聞くことが出来ました。
その後、虐待をする人は、かつて虐待を受けてきた人だと教わりました。救いを求めていたのは、あのお母さんかもしれない。『虐待』という言葉も知らなかった私の、無知ゆえの罪。「大人の手は、あなたを叩くためにだけあるんじゃない。あなたを抱きしめる手でもある」そんな思いを胸に子どもたちに接していこうと思うきっかけは、その子がくれたものでした。人は、誰かに愛された記憶があれば、どこかに居場所があったという記憶があれば、必ず立ち直れるという精神科医の言葉を思い出します。限りない未来を持つ子どもたちに関わる、すべての大人の大切な役割です。そして、関わるすべての大人にも、愛と居場所がありますように。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。またお目にかかれるのを楽しみにしています。