こんにちは(*^o^*)先生元気プロジェクトの籠井です。
さて、「薬で眠れるようになったら、心も緩んで押し隠していた自分の感情が吹き出てきた」と書きましたが、それはもう苦しくて、「こんなに苦しいのなら、いっそ、死んでしまいたい」と思うようになりました。そして、毎晩毎晩、手首を切りたい衝動に襲われました。「死んだら楽になるよ。こっちへおいで」そんな声が聞こえるのです。ふらふらとカッターナイフや包丁を探したり、手首にナイフを当てて「ここでグッと力を入れればいいんだな」と思ったり。あの頃は、細胞の一つひとつに真っ黒なコールタールを塗り込まれて息もできない、そんな閉塞感に覆われた苦しさに、すべての力を奪われていました。
そんなある夜、ふと、子どもたちの顔が浮かんできたのです。それは、不登校や問題を抱えて苦しんでいた子どもたちの顔でした。どれほどの苦しみだったことか。そんな闇から立ち上がり再生した彼ら。彼らに後押しされるように一つの思いがわき起こりました。“あの子たちが通った闇ならば通ろう”
覚悟を決めた私は、真っ暗なコールタールの闇に、自ら、“闇を生きる”決意をもって、進んでいきました。いくつの夜が過ぎたことでしょう。ある時、闇の中に、小さな小さな光を見つけたのです。そして知りました。闇は、深ければ深いほど、小さな光でもはっきりと見えることに。“あの光を信じて進もう”
私は、子どもたちに救われたのです。今でも時折、闇の中に燦然と輝く光を思い出します。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。また、今度お目にかかるのを楽しみにしています。