こんにちは(^^♪ 先生元気プロジェクトの籠井です。
豪雨で被害を受けた管楽器を直すというボランティアをなさっている方の記事を読みました。その方は、「復興した時こそ、楽器が必要です。」と言われるのです。水没した楽器には、細かい砂が入り込んでいます。洗って乾かしてを何度も繰り返し、その砂を取っていく。水を含んで切れたしまったフェルトを張り替える。気の遠くなるような作業です。けれども、その方は、音楽の力を信じてその作業に取り組んでいかれます。その様子は、神々しささえ感じるものでした。一人の高校生が再び音色を取り戻した自分のサクソフォンを吹いて、「これだ・・・」と涙ぐんでいました。そして彼は、また、次の楽器の再生に力を注いでいかれるのです。「本来の音色」を取り戻すことの素晴らしさを改めて教えていただきました。
「楽器」を「人」に置き換えてみると、どうでしょう。その人が本来の音色「持ち味」を取り戻し、「その人ならではの人生を生きる」。理想の自分ではなく、その人のありのままで、その人らしく生きていくということ。ただそれだけで、周りの人は安心するのではないか。その記事を読みながらそんなことを考えました。その方が「音楽のちから」を信じたように、私は、「人の持つ力」を信じていこう。そのためには、まず、私が、その人本来の音色を感じるように心を開いていこう。そして、私自身も自分の音色を取り戻す、つまり、本来の自分の良さを見つけていく作業を大切にしようと思うのでした。
ここまで読んでくださってありがとうございますまたお目にかかる日を楽しみにしています。