『心の部屋をあけて』(堀肇著)という本を読みました。今回心に残ったのは、「隙間」という言葉。
自分にゆとりができると、いっぱい詰まっていた心に、「隙間」ができるというのです。確かにそうです。そして、誰かがやってきて、その隙間から流れ出る「愛」や「温もり」で、癒されることもあるでしょう。
宅急便でものを送る時には、隙間にクッションを詰めます。すると、壊れにくくなります。だから私は、せっせと動かないように隙間を埋めます。でも、心には隙間がある方がいい。その方がゆったりします。隙間がなくなる時って、慌ただしく走り回っている時、心が外に向かっている時なのかもしれません。
自分が煮詰まってきたら、歩みを止めて、深呼吸をしてみるのはいかがでしょう。忙しい時は、呼吸も浅いですから。体いっぱいに新鮮な空気を入れて、リフレッシュ。吐く息は、悩みや思い煩い。そうやって、隙間を意識するだけで、心は落ち着き、歩くスピードもゆっくりになるかもしれませんよ。たかが隙間、されど隙間。そう言えば、昨晩のしゃべラボで、よりよい人間関係づくりには、クッション言葉が大切だという話が出たようです。人と人との間にも、クッション、つまり「隙間」が大切だというのは、そのとおりです。自分の心の中に「隙間・クッション」があるとしなやかになるし、ユーモアも出るし。。。隙間のお話。