希望の夕陽

この原稿は、ドトールで書いています。長らく休業中でしたが、緊急事態宣言の緩和に伴い再開となりました。皆さまの生活にも、変化が出てきたことでしょう。とはいえ、北九州や東京での感染者の増加は、不気味さを感じます。学校がクラスターになってきているのも嫌ですね。

オンラインしゃべラボでは、西日本から東北まで様々な県の教育実態を教えていただいています。また、カウンセラーというお立場で感じられる子どもたちの様子にも生々しいものがあります。子どもは希望の存在です。今がほんの少し「平和」とか「安心」の方向に動くと、年月を重ねるほどにそれは豊かになっていきます。「今できること」。「今」の力を信じたい。

先日、夕日の美しさに惹かれて車を走らせていたら、本当に美しい夕日でした。そして気がついたんです、空気が澄んでいることに。最近、緑が美しく空が雲が色鮮やかだと感じていたのは、コロナで排気ガスなどが減ってきているおかげなのでしょう。自然は確実に蘇っているようです。よりよい生活を求めて人間が開発してきたものって、何だったのでしょうね。

空気が澄んでいくように、このことがあったからこそという何かかけがえのないものを私たちは受け取り、掴んでいくときに来ているようです。どんな時にも希望はあります。その希望の芽は、子どもたちの中にあり、そして、生きとし生けるものすべての中にあるのです。