中途半端の勧め

こんにちは(^^♪ 先生元気プロジェクトの籠井です。

私は、親から「最後までしなさい」とよく言われました。ですから「中途半端はダメだ」と思い込んでいました。授業も切りよく終わっていました。そんなある時、先輩から『授業は揺さぶりをかけて終わると子どもが考える』と教わったのです。目からうろこ!びっくりです。けれども自分自身を振り返ると、答えが出ないことについてはいつまでも考えるし、調べてもいました。そうして答えにたどり着いた時には、「やったー」と本当にすっきりしたものです。皆さんも、こんな経験おありではないでしょうか。

私がよく活用したのは算数の時間です。授業の終わりごろ、次につながる問題を何気に投げかけておく。とりかかろうとする頃チャイムがなる。すると子ども達は「せんせー。これやりたーい。すっきりさせたいよー」と叫ぶのです。しめしめ。作戦通り。「家でやってみて」と言うと、大半の子が自主勉強をしますし、次の授業のところまで予習してくる子もいました。「中途半端」とは、意識を持続させるエッセンスでもあるのですね。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。また、お目にかかれることを楽しみにしています。