「いろんな感情の中で 僕が もっとも たいせつにしているのは 勇気だ」「勇気を出した人の世界は優しいし、勇気を出した人の世界は広がる」

これは、『見てる、知ってる、考えてる』の中に出てくる言葉です。この本の著者は中島芭旺君。2005年生まれの14歳の少年です。そして、この本は、彼が10歳の時に世に出ました。ツイッターでつぶやいていたそうですね。(@bao829)その言葉があまりに深くて、『小さなからだの哲学者』と呼ばれていたそうです。

彼の言葉はシンプルに響いてきます。「悩みってその人の宝物で、その人から奪っちゃいけないと思うんです。現実ってその人に必要だから起こっている事だから」。「僕の最大の長所は、一人では何も出来ないこと。それを知っていること。助けてっていえること」。「自分がここにいる。それだけで幸せ。 人に任せることができる人はすごい。 自分が生きているだけで満足しているという事だから」。「僕の居場所は僕」。そして、「僕の自信は、根拠のない自信。根拠がある自信は、その根拠がなくなったらなくなる」。

ねっ、すごいでしょう。響くでしょう。本当に10歳?って思わずつぶやいてしまいました。真理が芭旺君を引き寄せている。万能感に満ちていた頃の私は、努力すれば何でもできると勘違いしていました。とんでもない誤解です。でも芭旺君は、「一人では何もできないこと」を「最大の長所」と言います。なんて謙遜で美しい心。

「僕は小さい頃身体を洗ってもらう時、感謝することをママに教えてもらいました。髪の毛、僕の頭をまもってくれてありがとう。右手左手、僕が持ちたいものを持ってくれてありがとう。右足左足、僕が進みたい方向へ進んでくれてありがとう。そして、心臓、休みなく動いてくれてありがとう。……」

ないものではなく、すでにあるものを感謝することをお母さまが教えらておられたことにも感動です。彼は言います。「自分を大切にしよう。話はそれからだ」。ぜひ、読んでみてください。