一緒に食べよう

いろいろと頂きものをします。皆様、その節は本当にありがとうございました。渡される時の言葉で、この夏のマイヒットは、「かごちゃんと一緒に食べたくて」でした。

お辛い気持ちを話され、涙され、ホッと一息ついた後、「一緒に食べようか」と声をかけると、表情がほころんで、珈琲やお茶とともにほっこりとした<美味しいタイム>が訪れます。食べるうちに、幸せなことを思い出し、さらに表情が緩みます。天使が舞い降りる時です。悩みの時にはその事に集中するので、幸せな事は吹っ飛んでいくものです。それがそっと手元に帰ってくる。すでにあるささやかな幸せに気がつく。それこそが幸せです。

始めは「つまらないものですが」と言っていた方が「これ、私のお気に入りなんです。食べてください」と変化されたのも嬉しかった。確実に解放されてこられたからであり、お互いが少し近い関係になれたからでもあるのかなと嬉しくなったよ。

もちろん、何にもいらないのです。悩みの時には、気を使う余裕がなくて当たり前だし、手ぶらで当たり前。重たい心を吐き出してくださるだけでいいのです。その方が元気を取り戻し、一歩踏み出す姿が見られるだけで十分です。それでも、気を使われる方のその言葉の変化もまた、嬉しいものですね。私も、「これ、食べて~」とか「一緒に食べよう」と軽やかに言おう。そんな気持ちになっています。

一緒に食べよう!遠慮しないでね。