先日、米沢で「秋の特別セミナー」がありました。今年のテーマは『人を立ち上がらせる力~愛する、信じる、待つ~』。日本中、自然災害で激震が走りました。教育界にも激震が走りました。そんな時だからこその「立ち上がる力」「立ち上がらせる力」です。
そのセミナーの中の「愛するとは気づくこと」というフレーズが心に響いています。周りの人の変化に気づく。それは、その人に関心を持っているということ。愛ですよね。山形交響楽団の専務理事の西濱秀樹さんの言葉の中に、「気づくとボヤで済む」というのがあります。周りの方の変化に気づいて、そっと声をかける。それにより、その方がさらに落ち込んだりうつになったりするのを防ぐことが出来るし、関係性もよくなると。本当です。「愛」って、そんなに大上段に構えなくてもいいんですね。「気づく」と、その時は相手には伝わらなくても温かい空気感として伝わるし、さらに、声をかけるとつながりを深くする。「気づく」って素敵です。
私は、関心がない人のことには全く注意がいきません。変化なんてわからない。だから「愛」の反対は「無関心」なのか。なぁるほど。そして、何より一番関心を持ちたいのが、自分自身です。最近の私、雑に扱われるとむちゃくちゃ腹が立つんです。その内面をよくよく感じてみると、自分が自分に対して「ていねいに接していない」つまり、自分を「雑」に扱っていたのは私自身だということに思い当たりました。なぁるほど。
というわけで、夜寝る前に、自分との会話を始めました。「今日はどうだった?」「めちゃ疲れたよ。」「そうか、疲れたんだ。よくやってるね。」みたいな自分との会話。人に求める前に、自分で自分を大切にしていこう。人に求めても、みんなそれぞれ自分の事で手一杯ですから。そんな余裕はない。幸せは自分持ちです。今夜も自分との会話をしながら、「自分に気づく」つまり「自分を愛する」そんなひとときを持っていきます。皆さまも、ぜひどうぞ。