夏休みを控えたこの時期、小学校では、着衣水泳をします。服を着て水につかるとどれほど重いか。その時、浮き輪代わりになるものには、どんなものがあるのか。いろいろ試してみます。ペットボトルはかなり浮きます。ランドセルも。
そして、この時期になると思い出すのが、池で亡くなった幼稚園の時の友だちのことです。小学校入学と同時に転校した私は、後でそのことを知ったのですが、彼とはよく遊んだ記憶があります。明るく活発な男の子でした。近所の池に行った時に、「あの子はもういないんだ。池で溺れたんだ」と子ども心にぽっかりと穴が開いたような、なんとも心許ない感覚がしました。「切ない」という気持ちを知った時でした。
どうか、子どもたちが安全で楽しい夏休みを過ごせますように。
また、豪雨で被害を受けた皆さまのお心が、少しでも慰められますように。一日も早く普通の生活が戻りますように。