No.7 SGPメルマガ 梅雨のじめじめを吹き飛ばせ 号

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先生元気プロジェクトメールマガジン
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~心がホッとするアイディアとお話し~

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No.7 SGPメルマガ ●●
●本日のトピック●
1 ごあいさつ(籠井)
2 学校行事のコラム (大久保)
3 学校お役立ち情報(籠井)
4 心通いあう人間関係講座(大久保)
5 ホッとするひとくち話(籠井)
6 SGPからのお知らせ
7 編集後記

★1 ごあいさつ★
早いもので、もう6月。田んぼに水が入ると、カエルの声がにぎやかに聞こえ
始めます。小学校では、ヤゴ取りをしたり、プール学習が始まります。今月も
、たくさんの行事がありますが、時には、SGPを思い出してホッとしてくだ
さいね。

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2 学校行事のコラム
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【総体の裏側のドラマ】
中総体、高総体の季節です。多くの学校では野球部以外の体育会系のクラブの3年生が出る最後の大会です。
私が勤めていた高校はクラブに力を入れている学校でした。ですから、一回戦で負けるとか言うことはなく、順当に勝ち上がり準決勝くらいまでは行きます。勝ちあがっていくクラブは学校を休んで試合に行く日もあります。(ゴルフ部は特に平日しか会場が使えなかったりするから休みが多いですね)下手するとクラスの半分が試合で不在というクラスもありました。病欠や出席停止ではないので学級閉鎖になりません。帳簿上は試合で学校に来ていない生徒は公欠で出席扱いなのです。しかも、クラブ顧問の先生も不在で、とても複雑な時間割変更がなされます。高校の時間割を変更するのは、至難の業です。一つの時間が複数展開(選択科目などで)しているので一コマに関わる先生が2人以上います。そのうちの一人の先生が非常勤の先生だと動かせる時間も限られてしまいます。当然教室も複数使います。そのへんを全部調整した上で担任の先生に連絡をしてもらう、教務にも届けるなどかなりの手間がかかります。
人の少ないクラスの授業の進め方、時間割変更、クラブで不在だった生徒のフォロー、いろいろと大変でしたが、クラブで勝ち上がった生徒の誇らしげな表情には励まされました。サッカー部や陸上部が勝ち上がると休みの日に何人かの先生で応援に行ってました。すると彼らは生徒たちはとても喜んでくれます。中には、「先生、先週の小テストおれら受けてないんですけどどうしたらいいんですか?」と言ってくる子もいます。放課後に集めてテストをしたこともありました。いろんな苦労がありますが、部活を頑張っている生徒のひたむきさを見ていると、報われた気持ちになります。

 

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3 学校お役立ち情報
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【係活動を考える】
黒板係。電気係。水やり係。。。小学校には、いろんな係があります。もちろん、教室運営に欠かせない係も必要ですが、「なくてもいいけど、あると楽しい係」をやろうよと提案したことがあります。子どもたちは大喜び。いろんな係が誕生しました。
占い係・・・大きな箱に黒いカーテンをつけて、占いの館が出来上がり。その中で、恋占いやらなにやらやっていました。小さくて真っ暗な場所での秘密めいた感じが、特に女の子に受けていました。
お笑い係・・・給食の時間や帰りの会や休憩時間に、練習を積んだギャグを披露してくれていました。岡山は吉本の流れを受けているので、お笑いは大受けでした。
マッサージ係・・・段ボールを切り開き、マットのようにします。そこに寝てもらって、足やら腰やらをマッサージする係です。スポ小の次の日は、野球やサッカーで走り回った足や腕をもんでもらう子で、人気の係でした。
肩もみ係・・・特に活用してくださったのは、職員室の先生方です。予約券を発行し、約束の時間に職員室前で待ち合わせ。小さな手でもみもみしてくれました。5年生でも、この係をしていました。なんと言っても、先生と一対一で話せる絶好のチャンスです。3回予約した方には、1回サービスもついていました。よく考えると、毎回ただなんだけどね。会話が弾む係です。遊び心は、学校を救うのです。

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4 心通いあう人間関係講座
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【行動に隠されたメッセージ】
子どもたちが日々起こす様々な行動には必ず言葉にならないメッセージがあります。なぜなら、行動の背後には必ず、感情や思考があるからです。ある男の子(Aくん)が授業中に消しゴムをちぎってBくんに投げつけます。当然、投げつけられた方は迷惑ですから怒ります。するとケンカがはじまり、授業が中断します。消しゴムを投げたAくんを注意する、投げられたBくんをなだめる。それだけでは収まらないので、席替えをして、Aくんを一番前に座らせる。それでも教師の目を盗んで後ろを向いて、消しゴムをちぎって投げます。これだけやっておさまらないのだから、きっと理由があるのだろうと、Aくんにきいても「別に、あいつがむかつくから」としかいいません。彼は消しゴムをBくんに投げることで、何を伝えたいのかをちょっと考えてみることにしました。2人は同じ陸上部だったのですが、消しゴムを投げられていたBくんが最近、塾に行き出して練習に来てないということが分かりました。Aくんに「あれはBくんに練習に来てほしいということなのかな?」と尋ねると。「そうなんです。あいつがいないとリレーのチームが弱くなるから練習をさぼらないでほしいんです」と答えました。それをきちんとBくんに伝えるような場を設けました。その後消しゴムちぎり投げはなくなりました。Bくんが塾を辞めて練習に毎日来るようになったわけではありません。伝えたいことを伝えただけなのです。
子どもたちの行動には、見過ごすことのできないこともあります。しかし、それを頭ごなしに起こる前に、「なぜそんなことをしてしまうのか?」「この行動からどんなことを伝えようとしているのか?」を考えます。すると、その子の心の状態にあることを感じることが出来ます。そのことを受け止めてからでも、ダメなものはダメという指導は遅くはないはずです。

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5 ホッとするひとくち話
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【おにぎりやさん】
「ねえねえ、今日は、かごちゃんのおにぎりやさんはないの?」
給食時間によくきかれました。食の細い子のために、塩むすびを作ったのが、おにぎりやさんの始まりです。それが、いつの間にか定着し、「かごちゃんのおにぎりやさん」と呼ばれるようになったというわけです。炊き込みご飯はよく食べてくれます。オムライスは、あっという間に完食です。残りがちだった白いご飯も、おにぎりにしたら毎食完食!給食当番の子が栄養士の先生に「見てみて」と自慢げに空っぽの食缶を見せているのも可愛いし、ほめてもらうとさらにやる気がわきます。いつの時代も、おにぎりは、子どもたちのアイドルです。

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6 SGPからのお知らせ
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★夏のセミナー情報
間もなく夏休み中のセミナーについて案内いたします。日程はすでに決まっておりますのでまずはそれだけお知らせいたします。

東京 8月2日(木)-1日のセミナーです
岡山 8月16日(木)~18日(土) -3日間のセミナー(合宿??)です。

詳細をホームページに掲載しております。

★カウンセリングの案内
学校の先生、支援員、SCの方のカウンセリングを実施しおります。
詳細は下記まで

先生のためのカウンセリング

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メルマガでお応えする質問コーナーです。学校でのお困りごとや疑問に対して対応策やアドバイスなど何らかの回答をお返しいたします。

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7 編集後記
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毎朝下駄箱の前に立ち、登校してくる児童に「おはようございます」と声をかけています。さすが小学生、元気にあいさつをしてくれますが、中にはこちらから声をかけても、全く反応しない子もいます。特に、ちょっと遅く来る児童はその傾向が強いです。そこで私は、あいさつ返答率100%を目標に頑張ることにしました。どうやって100%にしようとしているかは次回のコラムでお伝えします。

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SGPメールマガジンの執筆者

記事の執筆はSGP代表の籠井と、このメールマガジンを編集している大久保の2人で行っております。籠井は小学校のお話し、大久保は中学・高校の話を中心にコラムを作成します。また、「こんなことが知りたい」とか「こんな場合はどう対応するの?」というお問い合わせもQ&Aのコーナーで一緒に考えていきたいと思っておりますので、お待ちしております。

何かお気づきの点がございましたらご教授のほどなにとぞよろしくお願いいたします。