■□■□■□■□■□■□■□■□■□
先生元気プロジェクトメールマガジン
□■□■□■□■□■□■□■□■□■
~心がホッとするアイディアとお話し~
===========================
No.6 SGPメルマガ ●●
●本日のトピック●
1 ごあいさつ(籠井)
2 学校行事のコラム (籠井)
3 学校お役立ち情報(籠井)
4 心通いあう人間関係講座(大久保)
5 ホッとするひとくち話(大久保)
6 SGPからのお知らせ
7 編集後記
★1 ごあいさつ★
最近は、5月に運動会をする学校がかなり増えてきました。集団を作るにはもってこいですが、息つく暇もないというのも現実です。そんな中で、日々、子どもたちの幸せのために力を尽くしていらっしゃる先生方に、エールを送ります。「フレー。フレー。先生!」SGPは、いつだって、先生方の応援団。後ろでしっかりと支えます。大丈夫。安心してください。あっ、水分補給はこまめにしてくださいね。
▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼
2 学校行事のコラム
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
【夏野菜作り】
2年生の生活科では、プチトマトやキュウリ、なすびといった夏野菜を育てます。まずは、苗の植え方です。これは、地域の農家の方とか農業高校の生徒さんたちが指導に来てくださいます。毎日の水やりや観察記録も書いていきます。「野菜に声をかけると、元気に育つんだよ」と教えられ、「大きくなってね」「美味しくなってね」と声をかける姿は、ほのぼのします。言われた野菜たちも、期待に応えてすくすく育っていきます。「先生。見てみて!こんなに大きくなったよ!」自分の育てた野菜の成長は、本当にうれしいものです。
やがて、収穫の時。大きななすびやキュウリはおかあさんへのおみやげです。余った野菜たちは、子どもたちの手でサラダになります。塩漬けにもします。指導してくださった方や給食や養護の先生を招待しての「野菜パーティー」が始まります。育てる喜び。収穫の喜び。分かち合う喜び。そんな喜びとともに、一人ひとりの成長も頼もしい、そんな学習です。
~・~・~・~・~・~・
3 学校お役立ち情報
~・~・~・~・~・~・
【お掃除マスター】
小学校では、毎日掃除の時間があります。しかも、反省会付きだったりします。この反省会を、よかった探しに使ってみてはどうでしょう。「今日のおそうじマスターは、○○さんです。それは、・・・を端まで掃いていたからです。」「○○君が、椅子の足の裏まで拭いていました。」
ちょっと手間だけど、先生ががんばる子と一緒に掃除をしながら、がんばる秘訣やがんばりポイントを聞いておくと、帰りの会で「すごいよー」ってほめられます。それを、ポストイットに書いて貼ると『見える化』です。たまると、お掃除マスターの気をつけるポイントが種類別に分けられます。こうやって、コツコツと貯めておくと、それがクラスのお掃除力を上げていきます。ほめポイントも増えていきます。
小学校では、6年と1年。みたいな兄弟学年での活動をしている学校もあると思います。お掃除マスターを兄弟学年に派遣するのも上の学年の刺激になります。「自分の役割」を意識すると、言葉がけが変わります。ほめられた子は、同じように他の子をほめます。ほめられた下学年の子は、うれしくなって先生に報告します。そこをさらにほめるのです。『ほめほめビーム』を惜しみなく送ると、個人も集団も活性化します。ちょっとの手間が、やがて大きな効果を生んでいきます。
▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼
4 心通いあう人間関係講座
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
【答えを言わない】
社会科を担当していて困ったことがあります。それはある生徒から頻繁に質問を受けた時のことでした。「法隆寺を建てたのは誰でしたっけ?」とたずねられて「聖徳太子だよ」と私は答えを言います。授業中や休み時間に何回もあるのです。得意な私は答えを言うのは楽しかったのですが、これでは教育になりません。私は答えを教えるだけの機械のようになっていたのです。そこで私は質問されたときの対応を変えました。質問に答えるのではなく生徒に自分で調べさせるようにしました。「教科書の●ページに書いてるよ」とか「先週のノートに書いているよ」という風に直接答えを言わないで答えを見つけ出す手助けをするようにしました。すると彼は自分で調べるということを覚えてくれて、質問の仕方が変わったのです。「最澄が開いたのが延暦寺、空海が開いたのが金剛峯寺でしたよね?」と言った感じです。答えを聴く質問が確認を求める質問に変わりました。しかし、私はそこでもすんなりと「そうですね」と言わずに「どこに書いてあったの?」ときいたりしました。私がなかなか答えを言わないので、彼もあきらめて質問しなくなりました。
ある時「最近質問しないね」と彼に言うと「はい、勉強の仕方がわかったんで」と言ってくれました。答えを教えることも時に大切ですが、答えを導き出す力も育んでいきたいものです。
●○●○●○●○●○●○
5 ホッとするひとくち話
●○●○●○●○●○●○
【上手な6年生】
縦割り班(クラスではなくて1~6年生までが混ざっているグループ)で遠足に行きました。6年生のリーダーシップは素晴らしいもので集合、整列、指示、移動中の安全確保なんでもやってくれます。小学1年生の男の子が「疲れた」と言ってリュックサックをおろして立ち止まってしまいました。6年生の女子がリックサックを持ってあげようとすると、別の6年生の男子が「自分で持たせないとだめだ。○○君(1年生の名前)、頑張ろう」と声をかけて1年生にリックサックを持たせて歩かせました。リュックサックを持ってあげようとした女の子も優しいし、自分で持つように励ました男の子もすごいな~と思いました。
============
6 SGPからのお知らせ
============
★しゃべラボ in 東京
先日(5月12日土曜日)に東京で第二回のしゃべラボを行いました。お話しして過ごすだけなのですが、あっというまに時間が過ぎ去ってしまいました。まだまだお話しできそうな雰囲気でした。次回のしゃべラボin東京は7月14日(土)の13:30からです。必ずお茶タイムをしております。
★夏のセミナー情報
東京 8月2日(木)-1日のセミナーです
岡山 8月16日(木)~18日(土) -3日間のセミナー(合宿??)です。
今年は「自尊心を育む関わり」ということをレクチャーの中に組み込んでおります。自尊心とは「自分を大切に思う気持ち」です。自尊心が育まれると自立心と責任感が芽生えます。自尊心を育むには「自分で決めた」経験をさせることが大切です。セミナーではどうやってこの自己決定を促していくのかを考えてまいります。
詳細・お申し込みはこちらから。
http://sensei-genki-project.com/annai/summerseminer/
★カウンセリングの案内
学校の先生、支援員、SCの方のカウンセリングを実施しおります。
詳細は下記まで
★QAの募集
メルマガでお応えする質問コーナーです。学校でのお困りごとや疑問に対して対応策やアドバイスなど何らかの回答をお返しいたします。
申し込みはこちらから
■■■■■■■
7 編集後記
■■■■■■■
4月の初めは春休み、5月の始めは連休、その連休が終わると夏休みまでは長い休みはありません。学校がペースをつかみだせるのはここからだと思います。ペースがつかめると体の調子も良くなります。充実の一学期を共につくっていきましょう。
=====================
SGPメールマガジンの執筆者
記事の執筆はSGP代表の籠井と、このメールマガジンを編集している大久保の2人で行っております。籠井は小学校のお話し、大久保は中学・高校の話を中心にコラムを作成します。また、「こんなことが知りたい」とか「こんな場合はどう対応するの?」というお問い合わせもQ&Aのコーナーで一緒に考えていきたいと思っておりますので、お待ちしております。
何かお気づきの点がございましたらご教授のほどなにとぞよろしくお願いいたします。