No.5 SGPメルマガ 怒涛の4月お疲れさま 号

■□■□■□■□■□■□■□■□■□
先生元気プロジェクトメールマガジン
□■□■□■□■□■□■□■□■□■
~心がホッとするアイディアとお話し~

===========================

No.5 SGPメルマガ ●●
●本日のトピック●
1 ごあいさつ(籠井)
2 学校行事のコラム (大久保)
3 学校お役立ち情報(籠井)
4 心通いあう人間関係講座(大久保)
5 ホッとするひとくち話(大久保)
6 SGPからのお知らせ
7 編集後記

★1 ごあいさつ★
風薫る5月。子どもたちは、命そのものです。無垢な輝きを放っています。新緑の輝く若葉とおんなじです。キラキラしています。とはいえ、4月を駆け抜けた大人は、このGWに、少しでも英気を養わないとね。教師は体力勝負ですから。
先日、お花見に行きました。(米沢の桜も今年は早めです。)満開の桜がお堀に映って、息を飲む美しさでした。「水鏡」。私は、誰かの心をそのまま映す鏡になっているのかな。自分の思い込みで、ゆがんで見ていないかな。桜とそれを映し出す水鏡を見ながら、自分の心を覗いたひとときでした。

▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼
2 学校行事のコラム
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
【中間考査の出題範囲】
4月は年度初めで行事が多いです。それらの行事が終わるとゴールデンウィークに突入。ホッとするのもつかの間、なんと中間考査が目前に迫っている!!授業はそんなに進んでいないのにテストをつくらないといけないのです。テストの作成と授業進度に頭を悩ませていらっしゃる先生もおいでではないでしょうか。学期末だと授業が余るという先生から時間をいただいたりしながら調整出来ますが、1学期の中間テストはみんなが授業不足に悩んでいます。
私は中学1年生の社会(地理)を受け持った時この悩みに遭遇しました。狭い範囲で100点分のテストをつくると難易度が上がってしまいます。すると、最初のテストでつまずくと苦手意識が出来たり、自信を失ったりします。問題数を減らすと試験時間(50分)を持て余してしまうことになります。
さあどうしようかと悩んだわけです。そこで私が使ったのが新聞です。授業と関係ありそうな記事を問題用紙の最後に載せて読んでもらって、自分の考えを書く。この問題は様々な考えを知ることが出来て採点していて面白かったです。苦肉の策で生み出した出題でしたがその後3年間、毎回のテストで新聞問題を出しました。新聞記事からの出題で議論を持ちかけてくれる生徒も出て、コミュニケーションのきっかけにもなりました。

~・~・~・~・~・~・
3 学校お役立ち情報
~・~・~・~・~・~・
【グループ発表】

ホワイトボードは、学習に欠かせないアイテムです。例えば算数。与えられた問題を班のみんなで解いていき、前で発表します。ここで大切なのは、班の中で役割を決めるということです。説明する人。指示棒で指す人。図や具体物で説明の補助をする人。具体物は、事前に、教師の説明用として、または、分からない子用のヒントとして作っておきます。高学年になれば、簡単なものならすぐに作ります。こういうものを駆使して、その班ならではの発表を作り出すのです。分かりやすく伝える為の練習も欠かせません。チームの総合力が問われます。立つ位置まで考えるようになります。総合プロディースをする子も登場します。その発表を受けて、「発表のよかった点」をみつける時間も取ります。子どもの視点は実に様々で、教師の思いつかないこともみつけます。これが、次の発表につながっていきます。ホワイトボードは、書きやすく消しやすい。磁石が着いているので黒板に貼れる。解き方の種類分けをする時にも、簡単に移動できます。グループの人数も自由自在。教室に活気が生まれること間違いなしです。

▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼
4 心通いあう人間関係講座
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△

【ほめポイントをつくる】
「生徒をほめなさいとよく助言されますが、ほめるところがないんです」という相談を先生からうかがうことがしばしばあります。実はほめるポイントはつくりだすことが出来ます。それは、「できていること」に目を向けていくことがコツです。
自分の席になかなか着席できない男の子がいました。注意をしてもすぐに立ちまわってしまいます。あまり注意しすぎると教室を飛び出して言ってしまいます。
そこで私は彼に「何分なら座れる?」と尋ねました。すると彼は「30秒」と答えたので、30秒座りましょうと促しました。彼が着席してから時計を見てカウントしました。何と1分30秒座れました。「すごいね、最初に自分で決めた時間の3倍だよ。もっといけるんじゃない?」と言うと彼は、「じゃあ今度は2分」といいました。私はまた時間を測りました。すると、今度は3分頑張れました。「また記録更新ですね。最初の30秒の6倍頑張れた」と伝えると、「じゃあもっと頑張って見る」といって席につきました。次は5分。座れる時間はどんどん伸びて行きました。
「ほめられるところはないかな?」とか「できていることはないかな?」と言う問いを持って子どもを見ると、いろいろとほめるポイントが見えてきます。

●○●○●○●○●○●○
5 ホッとするひとくち話
●○●○●○●○●○●○
【子どもに教えてもらったこと】
磁石を持っている小学3年生の子どもに「何でこのねじにくっつくのに、1円玉にはくっつかないの?」と尋ねられたので、「磁石は鉄にはくっつくけど1円玉はアルミだからね」と言うとそばにいた別の3年生の子が「コバルトにもくっつくよ」と教えてくれました。「そうなの。何で知ってるの?」と教えてくれた子にきくと「図鑑で読んだ」とのことでした。小学生の知的好奇心は本当にすごいです。

============
6 SGPからのお知らせ
============
★セミナー情報
東京では定期的にしゃべラボを開催いたします。
一学期中は5月12日(土)、7月14日(土)いずれも13:30~16:00の時間に開講します。
SGPのエッセンスがグッとつまったおしゃべりセミナーです。

二学期以降の日程は追ってお知らせいたします。申し込みはHPからおねがい致します。

しゃべラボ

★夏のセミナー情報
お問い合わせいただきましたのでホームページにセミナー案内のページを作成いたしました。(すでに、岡山のセミナーはお申し込みをいただいております。)

東京 8月2日(木)-1日のセミナーです
岡山 8月16日(木)~18日(土) -3日間のセミナー(合宿??)です。

セミナー詳細ページ
http://sensei-genki-project.com/annai/summerseminer/

★カウンセリングの案内
学校の先生、支援員、SCの方のカウンセリングを実施しおります。
詳細は下記まで

先生のためのカウンセリング

★QAの募集
メルマガでお応えする質問コーナーです。学校でのお困りごとや疑問に対して対応策やアドバイスなど何らかの回答をお返しいたします。

申し込みはこちらから

メールマガジンのQ&A申し込みページ

■■■■■■■
7 編集後記
■■■■■■■
あ、もう5月か。4月は何をしていたのやら・・・。というくらい忙しく過ごしました。4月から東京の小学校で働いておりますが、先生方のタフさに驚かされます。全部の授業を担任の先生がされるので空き時間がありません。よくぞこのあわただしい中、授業の準備、子どもの世話、保護者対応までこなしているなと日々「すごいな~」と思いながら過ごしております。

=====================
SGPメールマガジンの執筆者

記事の執筆はSGP代表の籠井と、このメールマガジンを編集している大久保の2人で行っております。籠井は小学校のお話し、大久保は中学・高校の話を中心にコラムを作成します。また、「こんなことが知りたい」とか「こんな場合はどう対応するの?」というお問い合わせもQ&Aのコーナーで一緒に考えていきたいと思っておりますので、お待ちしております。

何かお気づきの点がございましたらご教授のほどなにとぞよろしくお願いいたします。