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先生元気プロジェクトメールマガジン
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~心がホッとするアイディアとお話し~
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No.4 SGPメルマガ ●●
●本日のトピック●
1 ごあいさつ(籠井)
2 学校行事のコラム (大久保)
3 学校お役立ち情報(籠井)
4 心通いあう人間関係講座(大久保)
5 ホッとするひとくち話(籠井)
6 SGPからのお知らせ
7 編集後記
★1 ごあいさつ★
新年度が始まりました。始業式やら入学式、身体測定、学力テスト、歓送迎会など、行事がてんこ盛りの日々。お疲れではないですか。ぼちぼち息抜きしながらお過ごしくださいね。
先日、雪の溶けた米沢でタンポポをみつけました。コンクリートの割れ目から、お日さまに向かって力いっぱい花を咲かせているタンポポ。誰も見ていなくても、自分を精いっぱい生きる。小さな花びらの一枚一枚までもピンと伸びている。その潔い生き方に、芽吹きの力をもらいました。いただいたこの命を、感謝しながら楽しみながら生きていきたいなと思います。
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2 学校行事のコラム
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【他者理解はいろんなとこに】
中学や高校では新入生対象の合宿を実施する学校があります。私が勤務した学校でもこの合宿がありました。新学期ですから学年団もまだ未成熟。そして入学や新学期の体制を創っていく中での合宿の準備。特に大変だったのが食物アレルギーのある生徒への対応です。まず、誰がアレルギーがあるのか、そして何のアレルギーなのかを把握する。そして宿泊施設から当日の献立表と、材料、調理方法を教えてもらい、保護者に伝えてから、何が食べられるかを選んでもらって、さらに宿泊施設に返す。除去食で対応できる生徒はまだ良い方で、食べられるものがご飯しかないという生徒もいました。その生徒は結局は保存のきくお弁当をお母さんが4食つくって当日持たせるということになりました。入ったばかりの生徒にすれば、みんなと違う食事というのは結構な心の負担です。しかし、彼は「ぼくみんなに言います」と言って自分の食物アレルギーをクラスの前で公表しました。勇気が要ったと思いますが、彼のカミングアウトはその後、3年間の中学生活を円滑にしました。仲の良い子は彼が何が食べられて何が食べられないかまで把握していました。また、他の生徒も自分のアレルギーを人に言うことを恥ずかしがりませんでした。自分と他人は同じではない。違うところがある。それが普通のこと。かくしてオリエンテーション合宿は学年の初めに「他者理解」を学ぶ良い機会になりました。
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3 学校お役立ち情報
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【個人写真】
新年度は、たくさんの書類をつくります。ハンコも毎日押しまくり。気がつけば、クラスの子どもたちの名前も出席番号も覚えているという状態になりますよね。そこに、子どもの写真が添えてあれば、顔と名前が一致するのが一気に早くなります。小学校では、作品と一緒に一人ひとりの顔写真(笑顔だとさらにいい!)をとっておくということをしばしばします。これが案外役に立つんです。大きく印刷すると掲示物としても使えます。作品と一緒に返すと、子どもたちは大喜び!おまけに、小さめに印刷しておくと、作品の評価にも使えるし、年度変わりには、顔と名前を覚えるために役立ってくれます。私は、ことある毎に撮っていました。優れものの個人写真、ぜひお試しください。
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4 心通いあう人間関係講座
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【問題が問題じゃなくなるとき】
スクールカウンセリングで出会った高校生の中には、自分の性格や個性ゆえに教室になじめず苦しんでいる生徒もいました。ある男子生徒は「僕は体が大きいのでクラスの人から怖がられてしまうんです。だから誰とも仲良くできないんです。」というのです。私は「そりゃ困ったね。体を小さくすることできないもんねー」と共感して「でもさー、怖がられててもいいんじゃないの?変になめた口きかれたり、馬鹿にされたりはしないんでしょ?」と言います。さらに「そもそも、○○君はクラスになじみたいと思っているの?」と言うと、「そうなんすよ。別になじまなくてもいんですよね。僕は高校は勉強して卒業できればいいし、話せる友達はクラブにいますから。」とかえしてくれました。ここまで来ると、「クラスになじめない」という彼の問題は問題じゃなくなります。
大人の頭で考えれば、「体が大きいからクラスになじめない」というのは言い訳か甘えにしか聞こえません。でもそれを「それは君の怠慢だから。自分から積極的に話しかけてクラスになじんでいくよう努力しなさい」と言ってしまうと、ただでさえつまらない学校が、余計に楽しくなくなります。この場合生徒が「なじめない」と主張してくる背景には「がんばりたくない」という本音が隠れています。そこに対して「がんばらなくてもいいんじゃない?」とがんばらないことを肯定する。すると問題が問題じゃなくなります。そして、不思議なことに頑張らなくてい良いと言われると、できてしまうのです。彼は次第にクラスになじんで行きました。
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5 ホッとするひとくち話
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【ねえねえお母さん】
小学生には、クラスにいても家にいるのと同じように気持ちが緩んで来たかどうかが分かる言葉があります。それは「ねえねえお母さん」。子どもにそう呼ばれたら、子どもの心があなたに開かれている証拠です。実はこれ、6年生でもあるんです。「お母さん」は偉大です。
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6 SGPからのお知らせ
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★セミナー情報
東京では定期的にしゃべラボを開催いたします。
一学期中は5月12日(土)、7月14日(土)いずれも13:30~16:00の時間に開講します。
SGPのエッセンスがグッとつまったおしゃべりセミナーです。
二学期以降の日程は追ってお知らせいたします。申し込みはHPからおねがい致します。
★夏のセミナー情報
間もなく夏休み中のセミナーについて案内いたします。日程はすでに決まっておりますのでまずはそれだけお知らせいたします。
東京 8月2日(木)-1日のセミナーです
岡山 8月16日(木)~18日(土) -3日間のセミナー(合宿??)です。
詳細をホームページに掲載しております。
★カウンセリングの案内
学校の先生、支援員、SCの方のカウンセリングを実施しおります。
詳細は下記まで
★QAの募集
メルマガでお応えする質問コーナーです。学校でのお困りごとや疑問に対して対応策やアドバイスなど何らかの回答をお返しいたします。
申し込みはこちらから
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7 編集後記
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この前1歳の娘を公園に連れて行きました。ちょうちょが飛んでいたので「ちょうちょさんが飛んで来たよ」と教えると娘が「うぉぉぉー」と声をあげて「ちょうちょさん」と言って追いかけて行きました。子どもが持つ新鮮な感性を目の当たりにしました。ちょうちょを見ても娘ほど感動はしないなーと自分を顧みるひと時でした。娘はそのあとも「ちょうちょさーん」と声をかけてちょうちょを呼んでいました。(大久保)
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SGPメールマガジンの執筆者
記事の執筆はSGP代表の籠井と、このメールマガジンを編集している大久保の2人で行っております。籠井は小学校のお話し、大久保は中学・高校の話を中心にコラムを作成します。また、「こんなことが知りたい」とか「こんな場合はどう対応するの?」というお問い合わせもQ&Aのコーナーで一緒に考えていきたいと思っておりますので、お待ちしております。
何かお気づきの点がございましたらご教授のほどなにとぞよろしくお願いいたします。