No.2 SGPメルマガ 2017年度お疲れさまでした号

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先生元気プロジェクトメールマガジン
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~心がホッとするアイディアとお話し~

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No.2 SGPメルマガ ●●
●本日のトピック●
1 ごあいさつ(籠井)
2 学校行事のコラム 「3月の多忙さ」(大久保)
3 学校お役立ち情報(籠井)
4 心通いあう人間関係講座(籠井)
5 ホッとするひとくち話(籠井)
6 SGPからのお知らせ
7 編集後記

★1 ごあいさつ★
こんにちは。先生元気プロジェクトの籠井です。メールマガジンのご購読、ありがとうございます。
そこここに、春の息吹を感じる季節ですね。私の住む米沢は、今も雪の中ですけれど・・・卒業式間近、卒業生が通る廊下をみんなで大掃除しました。6年生も、今までお世話になった校舎を歯ブラシやガーゼを駆使してお掃除したものです。教師の方にも退職や転勤があって、いろいろ予想したのが昨日のようです。ストーブリーグ、真っ盛りでしょうか。

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2 学校行事のコラム―年度末といえば―
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【3月の多忙さ】
私が勤めていた中学、高校は年度末に年間の成績をトータルで出さないといけませんでした。1,2学期の成績に加えて3学期の評価もしなければいけません。平常点、テストの点と分けて評価するのですが、エクセルの数式を間違って、100点を超える生徒がでてしまったり、テストの点をクラスごと間違えて入力してしまったりと、チェックをしていなければ重大なミスにつながるようなこともありました。生徒の方も必死です。特に高校生は指定校推薦の兼ね合いもあり、少しでもよい評定を取りたいのです。学年末のテストが悪かった生徒が突然夏休みの宿題を持って来て「平常点ください」という申し出もあったりしました。
チェックも厳しくやってとにかく神経がすり減るうえに、3学期は短いのです。卒業関係の行事、そしてインフルエンザで出席停止になる生徒、場合によっては学級閉鎖などもあります。「分母が減る」という言葉を聞いて一番ピンとくるのは高校の先生ではないでしょうか?成績と出席日数が進級、卒業にかかってきます。中には進級できずに退学や転学を余儀なくされる生徒の対応にも追われます。そして、送別会、学年の解散の飲み会、保護者とのお別れ会、飲み会も続いたりします。短いけれども濃い3学期、どうぞ心も身体もいたわって、新年度に備えてのりきっていきましょう。

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3 学校お役立ち情報
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小学校の卒業式では、呼びかけをします。これが、けっこう大変ですよね。体育館は広いし寒いし。当日は、大勢の人の前で緊張するから、早くなるし声は届きにくくなるし。というわけで、練習の時には、体育館の後ろに立って声の大きさ確認をしたものです。呼びかけのタイミングは、前の人が言い終えてから「1.2」とゆっくり数える。はじめはこちらが指でカウントしてタイミングを体感します。何度も何度も繰り返すと、自分たちでするときにも意識するようになります。休みの人のセリフは、次の人が言うことにしておくと、けっこう覚えますよ。「今日の欠席は○○さんだから、誰が言うの?」なんて確認も大切です。二人三人と前の人が休んでいるときには、セリフが何個も続きます。結局、子どもたちは、ほとんどのセリフを覚えることになります。そうして、ほめてほめてほめて気合いを入れて準備をしていきます。合言葉は「お家の人を泣かしたるで」
泣きながらセリフを言うのも味があるし、感極まって言いよどむ子を待ったり励ましたりする姿も、当日ならではの感動です。ひたむきに練習したその時間は、どんな形になってもその場に感動を呼ぶのです。

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4 心通いあう人間関係講座
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【「よかったね」の魔法】
「何が起こっても、まず、良かったねと言ってみましょう。
その後から、良かった理由を考えればいい。必ず良かった理由がみつかるから
」あるセミナーでこう言われた数日後の給食の準備中のことです。女の子が牛乳瓶を落として割ったのです。「うわー!」と騒ぐ子どもたちの中、「よかったねー」と言ってはみたものの、次が出てこない・・・頭はフル稼働。やっとの思いで出てきたのは、「これで○○ちゃんは、片付け名人だね」という言葉。叱られると思っていた彼女は、半泣きの顔をかしげました。「だって、次は、誰かに片付け方を教えてあげられるよ。その時はよろしくね」彼女は、ホッとして、ほうきとちりとり、雑巾を持ってきました。思いの外早くチャンスはやってきました。半泣きの女の子のそばで、彼女は言いました。「大丈夫?怪我はない?こうやって片付けたらいいんだよ。一緒にやろうね」優しく温かい片付け名人の誕生です。

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5 ホッとするひとくち話
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卒業式の次の日、「お~、これで落ち着いて採点ができる!」といそいそとテストの採点をしました。社会の公民のテストです。それを見ていた先生からひと言。「かごい先生―。子どもたち卒業したんですよ。いつ返すんですか?」
おお~Σ( ̄。 ̄ノ)ノ そうだった!

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6 SGPからのお知らせ
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★セミナー情報
3月31日(土) 岡山でセミナーをいたします。
「しゃべラボin 岡山」 新年度を迎える前に心の中をすっきりさせませんか?
新ワーク「心のお片づけワーク」を開発しました。心のもやもやしているものがはっきり見えてくるだけでなく、問題をわけて考えることができるようになります。一緒にワークをしている仲間からあたたかい言葉がもらえるので、「これで良かった」と思えると同時に次に進むエネルギーが湧いてきます。1年分の棚卸しをしてが出来る楽しいワークです。
・日時 2018年3月31日(土)
午前の部 10:00~12:00
しゃべラボ(分かってもらう体験ワーク・言って良かったの会)
午後の部 13:00~16:00
心の荷物の棚卸し(心のお片づけワーク)
・場所 沢田の杖塾
・参加費 午前の部 1,000円 午後の部 1,000(いずれも当日払い)
お申し込みはこちらから

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★カウンセリングの案内
学校の先生、支援員、SCの方のカウンセリングを実施しおります。
詳細は下記まで

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メルマガでお応えする質問コーナーです。学校でのお困りごとや疑問に対して対応策やアドバイスなど何らかの回答をお返しいたします。

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7 編集後記
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横浜に引っ越してきて3週間が経ちました。郵便局や市役所などでにいろいろなポスターが貼ってありますが、「フリースペース」とか「不登校支援」のボランティアやNPOのポスターがやたら多いような気がします。(職業柄そういうアンテナがあるのかもしれませんが)もしかしたらこのあたりにも結構そういうことで困っている人がいるのかなとか思ってしまいます。(大久保)

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SGPメールマガジンの執筆者

記事の執筆はSGP代表の籠井と、このメールマガジンを編集している大久保の2人で行っております。籠井は小学校のお話し、大久保は中学・高校の話を中心にコラムを作成します。また、「こんなことが知りたい」とか「こんな場合はどう対応するの?」というお問い合わせもQ&Aのコーナーで一緒に考えていきたいと思っておりますので、お待ちしております。

何かお気づきの点がございましたらご教授のほどなにとぞよろしくお願いいたします。