No.18号 米沢はもうすぐ雪です  号

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先生元気プロジェクトメールマガジン
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~心がホッとするアイディアとお話し~

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No.18 SGPメルマガ ●●
●本日のトピック●
1 ごあいさつ(籠井)
2 学校行事のコラム (大久保)
3 心通い合う人間関係(大久保)
4 ホッとするひとくち話(籠井)
5 SGPからのお知らせ
6 編集後記

★1 ごあいさつ★
紅葉の季節です。赤く染まったメタセコイヤが水面に映る、みとれる写メを見ました。私たちも一人ひとり、美しく色づく≪時≫を持っています。お互いのその時を見逃さないようにしたいと思います。

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2 学校行事のコラム
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【読書週間】
学校では読書週間ということで、お気に入りの本に、子どもたちが帯をつけて、本をお勧めするという取り組みをしています。高学年の子は、低学年向けに、昔読んで面白かった絵本や図鑑を紹介しているものが多かったですが、中には、大人が読むようなミステリー小説を紹介している児童もいました。面白そうな本だったので、つい手に取って読んでしまいました。それくらいお勧めが上手な帯もありました。
子どもたちが本を全く読まないかというと、そうではないようです。図書室はいつも子どもであふれていますし、休み時間に教室や廊下のベンチで読書をして過ごしている子どももいます。朝の読書も真剣に取り組んでいます。そんななかでの読書週間で、新しい本も購入されて、予約待ちの本も出ているようです。実は、私も図書の先生に「お勧めの本があれば」と言われたので、何冊かリクエストしました。その本を借りてくれる子どもがいるととてもうれしいです。
子どもに負けないように、最近おざなりになりつつある読書の習慣を取り戻したいものです。
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3 心通い合う人間関係
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【子どもに注意するときの注意点】

学校にいると子どもに注意しないといけない場面はたくさんあります。人をたたく、他人の物をとる、壊す、悪口をいう、嫌がらせをする・・・目に余る行動に対して、大きな声で注意しないといけないことさえあります。さて、そのあとです。「こいつまたやったな」と怒りに任せて頭ごなしに叱り飛ばす前に、確認すべきことがあります。それは子どもの自覚です。子ども自身に悪いことをしている自覚があるかどうかです。そして、自覚があるにしろないにしろ、理由を尋ねる必要があります。その理由は、自分勝手だったり、筋が通っていないこともあります。その理由を聞いて、再び教師側の怒りのボルテージが上がる場合もありますが、そこは冷静に聞ききる。そして、子どもたちの理由の正しい部分と正しくない部分を切り分ける必要があります。
クラスの子を殴った児童がいました。殴った子(Aくん)は「あいつ(殴られたBくん)が先に俺の悪口を言ってきたんだ」というのです。だから殴られるのはBくんが悪いということにAくんの中では正当化されていました。ここで理由を切り分ける必要があります。
「悪口を言ったのはBくん。Bくんが悪い」ここは正しい。
「悪口に対して腹を立てたのはAくん」ここも正しい。
「腹が立ったAくんはBくんを殴った」ここは???
ここで子どもの悪いことに対する自覚が利いてきます。「暴力はよくないこと」という自覚があったAくんはここで初めて自分の非を認めます。一方のBくんにも単に被害者というだけでなく、悪口を言ったことが悪いことだということを認めさせる。そうすると、互いの非を認めあって謝りあうことができます。さて、ここにも一つ注意点があります。悪口を言ったり、殴ったりした相手とそう簡単に「仲直り」はできません。謝ることですらかなりハードルが高いのです。悪いことは謝る。でも無理に仲良くしようとしなくていい。仲は悪くていいからケンカはしないでほしいというくらいにとどめておくほうがかえってそのあとのトラブルの抑止につながるようです。

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4 ホッとするひとくち話
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学習発表会の練習に熱が入る頃、温泉を回る劇団の子が転校してきました。さすがですね。セリフがうまい!ついでに、見えをきるのもうまい!・・・見えをきる劇ではなかったのですが・・・みんなで楽しく「見えをきる」練習をしました。劇の雰囲気が少し変わったけど、楽しかったから、まっいっか!全国あちこちを回りながら学校にも行く生活。次々と転校するのは想像以上のエネルギーを使うのだろうなと思いながらも、その子たちの笑顔とパワーに引っ張られた思い出です。

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5 SGPからのお知らせ
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11月の23日(金・祝)~24日(土)はいよいよ二日連続でのしゃべラボin岡山です。直前ですがまだまだ申し込み受付中です。宿泊も可能です。ご希望の方は直接メールにてお知らせください。(23日の森口先生の講演会のみ有料となります。それ以外のプログラムは無料です)

23日のプログラム
①10:00~12:00 森口章先生 講演会(沢田の杖塾主宰)
聴いているだけで心がホッとするお話です。日々抱えているモヤっとした気持ちがスッキリします。
②13:00~15:00   心がすっきりする おしゃべりタイム①
自分が話したいことをたっぷりみんなに聴いてもらいます。とにかくしゃべる時間です。

24日のプログラム
①10:00~12:00   お悩み解決のための おしゃべりタイム②
ふだんの頑張り、ご苦労を互いにねぎらう時間です。
②13:00~15:00   言葉の花束をもらう おしゃべりタイム③
自分が言ってもらうとうれしい言葉をもらえます。想像以上にあったかく、勇気づけられます。

★カウンセリングの案内
学校の先生、支援員、SCの方のカウンセリングを実施しおります。
詳細は下記まで

先生のためのカウンセリング

★QAの募集
メルマガでお応えする質問コーナーです。学校でのお困りごとや疑問に対して対応策やアドバイスなど何らかの回答をお返しいたします。

申し込みはこちらから

メールマガジンのQ&A申し込みページ

★2学期の東京のしゃべラボ
12月1日(土)です。
先生方の心がホッとするプログラムとお茶とお菓子をご用意してお待ちしております。

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6 編集後記
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SGPメールマガジンの執筆者

記事の執筆はSGP代表の籠井と、このメールマガジンを編集している大久保の2人で行っております。籠井は小学校のお話し、大久保は中学・高校の話を中心にコラムを作成します。また、「こんなことが知りたい」とか「こんな場合はどう対応するの?」というお問い合わせもQ&Aのコーナーで一緒に考えていきたいと思っておりますので、お待ちしております。

何かお気づきの点がございましたらご教授のほどなにとぞよろしくお願いいたします。