執着しすぎると 本当に大切なものを見失う

「昨日まで「黒」だったものが、一夜で「白」に変化してしまう。そんな理不尽なことが起こるのも、世の常です。過去に執着ばかりせず、できれば今を大切に、楽しみながら生きていきませんか」。『こころの匙加減・髙橋幸江著』

髙橋先生、ホンマにそうですね。一夜どころか一瞬で変わってしまう。そして、「絶対というものはない。特定のものごとに執着すると疲れてしまうことがある。できる限り柔軟に、臨機応変に対応していく姿勢が重要なのです」と記されていますが、これまたホンマですやん。世の中の価値観しかり。人との関係しかり。人生そのものも。。。

どうにもならない出来事に翻弄されながら、徐々に自分の執着を捨てていく。捨てたその先に、少し自由になった自分が待っている。そんな感じなのかなぁ。だから、自分にとって本当に大切なもの以外はできるだけ捨てて、身軽に楽に生きたい。「人は握っているものに振り回される」と言われますが、執着恐るべし。

ふと、真っ白だったオセロが、一晩で真っ黒になった過去を思い出しながら思うのです。結局、白も黒も、どちらかが良くてどちらかが悪いというものではなく、白と黒はセット。だから、どっちもありでいいんじゃないかなって。ただ、今を生きる。シンプルに生きる。そんなことを思う秋。