共感は分断を生む??

「共感は分断を生む」。ある動画でこの言葉を聞いた時は、「どういうこと??」と思いました。よくよく聞いていくと、「共感もどき」「表面的な共感」は、そこに入れない人と距離ができるというのです。なるほど。そして思い浮かべた一つの光景。

高学年の女の子数人が、手をつないで輪になって言うのです。「私たちって仲良しよね~」。初めて見た時は、「可愛いこと」と思ったのですが、次の日も、またその次の日も同じことを繰り返す様子に、「なんと不安定な関係性か」と感じるようになりました。そうまでしないと不安でたまらない。そうまでして初めて繋がりを確認する。何と表面的な薄っぺらな関係。そこに入れない子は、外から眺めるだけ。全く意に介しない子もいれば、嫌気がさしている子。入った方がいいかなどうかな、と様子を探る子。その輪の周辺には、さまざまな女の子がいました。

「共感もどき」「表面的な共感」は、そこに加われない人との間に、目に見えない境界線をつくる。「共感は分断を生む」という言葉には、そういう意味がありました。あの時の「私たちって仲良しよね~」は、薄皮一枚の危うい関係でした。

あっという間に、仲間になったり疎外されたりする現代。私自身は、どんなふうに人と繋がりたいのか、信頼関係をどう築きたいのか。改めて考えてみようと思います。