ゲシュタルトの学びの中で、「ポリローグ」という言葉を知りました。「モノローグ:自己内対話」「ダイアローグ:二者間の対話(カウンセリングがこれ)」「ポリローグ:多重的、多視点の対話」というものですが、ポリローグは、オープンダイアローグと同様の意味だと感じています。そのポリローグの話の中に、「対立が『生きたまま共存する』体験をする」という言葉が出て、「それは、自己一致できない二人の自分が共にいるということですか」と訪ねるとそうだということ答えが返ってきました。
なるほど。それならば、言葉は違えど、自己不一致している自分をどちらも自分ととらえていくことと同義です。自己一致できるに越したことはないけれども、そうできないことも多々あり、それは「良い・悪い」ではなく、その両方が自分。どちらの自分にも市民権を与え、「そうだよね。どっちもあるよね」と受け入れていくことが『生きたまま共存する』という表現になる。
そもそも人は多面体。いろんな面を持っています。むしろ、いつでもどこでも一つだけの自分って、案外怖いことかもしれないとも思います。いろんな自分がいてその自分たちが私の中に共存している。その時々に合わせて登場する。それはTPOかな。でも、できることなら、安心できる場が一つでもあり、TPOなんか気にしないで素の自分を出せる場があるといいな。そこは、矛盾する自分、自己不一致な自分をそのまま受け止めてもらえる場。そういう場がある人は幸せですし、そういう人と巡り合えることも幸せです。まずは自分が、どんな自分にも「こういう私もいるよね」と受け止められるようになりたいものです。
