あらゆる不幸は 人と比べることから始まる

『こころの匙加減』は、100歳の精神科医の髙橋幸江先生の示唆に富んだご著書です。

「あらゆる不幸は、人と比べることから始まる」という小見出しを見れば、「自分と周囲を比べてしまうのは本能です。でも、人さまと自分を比較する際は、自信を失わない程度にとどめたいもの。かくいう私も、ちょうどよい匙加減をまだまだ探っているところです」と続きます。

あれま、先生も探っておられるんですね。安心した。比べるのは本能かぁ。なら、仕方ない。簡単にはやめられない。やめた方が気持ちが楽なのはわかっていても、そこがなかなか難しい。。。そんな私の気持ちを知っているかのような文章が続きます。さらに、「果たしてどの程度まで自分自身を軌道修正していくのか、死ぬ日までそのバランス感覚を磨き続けていくような気がする」そうです。ふむふむ。これが人間なんですね。本能なんですね。

上見て比べて落ち込んで、努力目標をあげては挫折して、また落ち込んで。そうやって生きていた頃があります。今は、「できることはできるし、できないことはできない。早めに白旗上げた方が楽だし、周りに人と協力できるし、でも努力もしたいし。。。」と、まだまだ揺れる自分です。頭の中でぐるぐるし始めたら、最近は、体を動かすようにしています。ちょっと隙間ができて息がしやすくなるんです。今日はこれからお掃除します。心の隙間、空間。大切にしたいです。

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