先日、SGPの相棒、大久保智弘が言いました。「今はまさにdoingダイエットの時だね」。これを聞いて、私は、ある女性の言葉を思い出しました。

「自分は、不安であれこれ動いてきた。動くことで心のバランスを取っていると思っていた。けれども、バイトもジムもどこにも行けなくなって気がついた。何もしなくても生活は穏やかだし、むしろ、自然を愛でたり今まで気がつかなかったことにも目がいくようになった。豊かになった気がする」と。そして視点が変わったことを細々と話してくださいました。自分でバランスを取らなくても、すでにバランスは取ってもらっていたこと。何かを集めなくても、そこにあるもので満ち足りること。そんなことに気がつかれたようです。私たちは、ついつい目に見えることに心奪われがちですが、ちょっと立ち止まってみると、今ここにあるものに心が向くという事のようです。

教師という仕事には、「子どもたちの力を引き出し、伸ばす」という側面と、「目の前のその子自身を受け容れ、認めていく」という側面があるなと思わされました。どちらもその子の人生を豊かにしていきます。心は繋がっていきます。なんと贅沢な仕事なのでしょう。

「すべきこと(doing)」も大切ですが、同時に「その子の存在そのもの(being)」へのまなざしを養うのが、今のこの時なのかもしれません。そのためにも、蜜を避けざるを得ない、つまり、doingを減らさざるを得ない今ここで、自分自身のbeingを見つめる経験しているのでしょう。今の時は、未来に続く希望の時です。