自分軸・相手軸

SGP顧問の森口章先生(沢田の杖塾主宰)のお話の中で、最近、「自分軸・相手軸」という言葉がよく出てきます。普通のおしゃべりは、お互い「自分軸」で話しています。話すのが主だからそれでいいのです。それが、カウンセリング場面とか「ここぞ」という場面では、「相手軸」で聴くことになります。自分の考えや価値観を脇に置き、相手の話に添う聴き方。これが「相手軸」。

喫茶店で、ウエイトレスの方が、カップもサンドイッチも、運んできたそのままを目の前に置いてくれました。カップの正面は裏で、サンドイッチもサラダが手前。つまり、その方は「自分軸」で置いたということになります。些細なことだけれども、生活のあちこちに「自分軸・相手軸」って存在するんだなと気がつかされました。ランチタイムで忙しかったから、仕方ないかと思いつつ、周りの様子を見ていたら、夢中で話している人、黙って聴いている人、顔をくっつけながら笑いあっている人。一つひとつに感謝している人。いろんな息づかいを感じる時となりました。人って興味深いですね。

自分の言葉や行動はどうなんだろう。きっと、夢中の時は「自分軸」。ゆとりのある時は「相手軸」なんじゃないかな。そんなことを思っているうちに、映画を観に行ったのを忘れて帰ってきてしまいました~!これはなんだ?ぼんやり軸?のんびり軸?あわてんぼ軸?忘れまっ、いずれにしても、これが今日の私でした。