私が出会った子どもたち・・・縄跳びboy

こんにちは(*^▽^*) 先生元気プロジェクトの籠井です。

私が出会った子どもたち・・・縄跳びboy

6年生の彼は、運動が大の苦手でした。べたべた走るので、なかなか進みません。リズム感もいいとは言えないので、ボールをつくのも投げるのも苦戦します。もちろん縄跳びも、両足跳びとかけ足とびがやっと。あやとび・交差とび・二重跳びなどは、到底できるはずもありません。その彼が、「やりたい!できるようになりたい!」と何度も何度も言いにきたのです。必死のお願いに、縄跳びを切って、彼専用の練習用を作りました。縄を短く切り、体に当たる恐怖を減らしました。こうすると、あや跳びや交差跳びがやりやすくなるのです。後は、ひたすら練習。繰り返し繰り返し手を回す感覚を体で覚えていきます。その真剣さに、「跳べるようになったら、お祝いしようか」と言うと、ラーメンが食べたいというではありませんか。予算の都合上、トッピングは2種類までという決めると、なんと、家での練習も始めました。期限は、卒業式の練習が始まる前まで。友だちも巻き込んで、朝礼台の上からジャンプしながら跳んでいました。(ちなみにその友人は、朝礼台の上から跳んで、3重跳びができるようになったそうです。)結果、当初の目標「あや跳び」+「二重跳び」が2回もできるようになりました!

後日、「今日のラーメンが人生で一番うまい!」と大喜びの縄跳びboyの笑顔がありました。お母さんが言うには、毎晩、食事後も練習していたそうです。すごいですねー。私がしたのは、縄跳びを切ったことと、毎日の声かけだけです。食べ物の威力は偉大です。子どもの潜在能力も偉大です。

ちなみに、今は、持ち手が普通の2倍ほどの長さの、あや飛びや交差とび用の縄跳びもございます。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。また、お目にかかれるのを楽しみにしています。