こんにちは(*^▽^*)先生元気プロジェクトの籠井です。

私が出会った子どもたち・・・勘弁してよ、ハリネズミ君

ハリネズミ君は、日々、こちらを試してきました。ケンカはする。時間は守らない。気に入らないと脅す。殴る。蹴る。「おい、どうだ。これでも平気か。」そんな挑戦状を、毎日突きつけられました。もちろん、当初はそうは思えません。“どこまでも私を疲れさせる。他の子を巻き込む。手に負えない・・・なんで、私のクラスになったの!”それが正直な思いでした。でも、不思議ですね。どこか彼には憎めないところがあったのです。敵だと思ったら徹底的に攻撃しますが、その分、仲間に対してはどこまでも面倒見がよい。そして、3年生の子どもたちも、そういうハリネズミ君の人間的なものをキャッチしていたのでしょう。素直にそのままのハリネズミ君を受け入れていました。これが自他の区別がはっきりしてくる高学年だったら、こうはなっていなかったかも・・・と思うこともありました。ですから、ヘトヘトになりながら、子どもたちのハリネズミ君へのかかわり方をまねしながら、私なりの付き合い方を考えていきました。

その一つが、「週に一度は一緒に帰る」でした。下校時のトラブルを防ぐという目的もありました。(これ重要)でも、最後は彼とふたりになるので、そこからは、しりとりをしたり家族の話を聞かせてもらったり。やっぱり3年生だなとほろっと思うひとときでした。今思えば、あの時間があったから、それ以外のしんどい時間を生きられた気がします。『温かい思い出』ってすごい力ですね。

お家についてお母さんがおられるときには、できるだけハリネズミ君の「がんばりやいいところ」を伝えるように心がけました。ハリネズミ君のお母さんは、金髪のロングヘアで、それが私には、ライオンのたてがみに見えたのです。“大きく見せて威嚇している。このお母さんも傷だらけなんだろうな”って。それにこのお母さん、ハリネズミ君を愛していたのです。愛し方は、少しズレてる気はしましたけれども。

そうか。私は、あの状況の中で、「小さな希望」を探しながら過ごしていたんですね。へえー。そうなんだ。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。またお目にかかれるのを楽しみにしています。