私が出会った子どもたち 遅れてきたガキ大将

こんにちは(*^▽^*)。先生元気プロジェクトの籠井です。新年度が始まりましたね。最初の一週間が丸々ある、しかも会議ばっかりって、本当にお疲れだったでしょう。この週末は、ゆっくりお過ごしください。

先週は、岡山市内にある、教師の駆け込み寺『沢田の杖塾』で、「しゃべラボonedayセミナー」を実施いたしました。午前はファシリテーション(みんなでお一人の方のお話を伺い、共感やねぎらいの言葉をプレゼントしながら、その方の課題について考えていくというもの)、午後からは「心のお片づけワーク」をしました。”これさえなければ・・・”という出来事が”このことがあったからこそ”へと視点が変換する時の感動を共に味わわせていただきました。お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。感想は、メルマガに掲載しています。読んでくださいね。メルマガへのご登録がまだの方は、お待ちしています。今回ご都合が合わずお越しいただけなかった皆さま、次回の東京は、5月12日(土)13:30~「しゃべラボ」です。岡山は、8月16日~18日の「心がホッとするセミナー」です。お越しくださるのを楽しみにしています。

さて、「私が出会った子どもたち」・・・一人めは、「遅れてきたガキ大将」

4年生の彼は、情に厚く、真っ直ぐで、場を仕切るのが上手。嫌なことには徹底抗戦。不器用で世渡り下手。私はこの、任侠映画が似合いそうな彼がなんとも好きで、密かに「遅れてきたガキ大将」と呼んでいました。教師にもぶつかってきますから、確執のある先生もいました。そんな彼が、突然、仲間の一人を無視し始めたのです。当然、他の子は親分に従います。無視された子は学校に行けなくなりました。どうやらその子が、あっちへフラフラ、こっちへフラフラと他のグループとの間で揺れたのが気に入らなかったようだと分かりました。ガキ大将は、情に厚く仲間を大切に思う分、裏切られた気がして許せなかったようです。”口角泡を飛ばす”というのはこんな感じか、と思うくらいその「裏切り」について話してくれました。つまり、ガキ大将は寂しかったのです。でも、そんな弱みを見せることは「沽券にかかわる」らしく、「無視」という形をとった。仲間とプライドの狭間で揺れる、ガキ大将も大変ですね。男のプライドについて学びました。ジャングルジムで走り回る彼とその仲間を見ながら(なんせ小学生なもので)、”ガキ大将の担任は、大変だけどおもしろい。でも、しんどいよー”と思った私です。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。またお目にかかれるのを楽しみにしています。