「つながり格差が、学力格差を生む」という言葉をご存知の方も多いと思います。私は、先ほど知りました。

現役時代、多くのご家族と触れ合うチャンスをいただきました。確かに、家族のつながりが温かくしっかりしているご家庭ほど、子どもは安定していました。心が安定していると、勉強に向かえます。当たり前のことだと思われるかもしれませんが、これがなかなか難しいのが現代です。

共働きは当たり前。残業も当たり前。そんな現実は、家庭から「ゆとり」を奪っていないでしょうか。私自身も、朝は8時前から夜は10時ごろまで働いていました。最近は、朝5時過ぎから出勤する方もあると聞いています。教師自身がゆとりを持っていると、子どもの話も聴けますし、「反応」ではなく「対応」できます。ご家庭でもそうですよね。ゆとりがあるとパートナーやお子さんの話も聴けるし、自分自身をいたわり慈しむ時間が持てます。そうであってほしいなと心から願います。

諸富義彦先生は『嫌われても心が折れない自分をつくる101の言葉』という本の中で「誰も分かってくれなくていい、という決意と覚悟を持つことです。大事なことは、たとえ、自分の味方になってくれる人が誰一人いなくなっても、自分だけは自分自身の味方でいることです。」と書いておられます。ということは、一番つながらないといけないのは、【自分自身】ということでしょうか。そのためにも、家族とのつながりはとてつもなく大きな意味を持つのだと思います。

人は、一人では生きられません。また、人に受け入れられて愛されてはじめて、自分を受け入れ愛することができるようになります。人が最初に経験する、一番小さな、けれどもとてつもなく大きな家族という単位が、どれほど大切であることか。改めて、考えさせられた言葉です。