ドラレコにもの申す

最近、ドライブレコーダーを取り付けました。あれ、毎回、前回の運転を評価してくれるんですよ。AとかBとか。先日は「C」でした。「急ブレーキ、急発進に気をつけましょう」と言われて、思い返すと確かにありました。脇道から自転車が不意に現れて、急ブレーキをかけたんです。なるほどと思いながらも、理由もきかずに、ただ表面的な判断だけしないで!と、ドラレコに文句を言う自分がいました。

なぜこんなに腹が立ったかというと、「どうしたの?」とか「よほどのことだったんでしょうね」という言い訳や余白を与えずに判断されたからだと気がつきました。機械だから、与えられた基準で判断するんですけれども、そこには、こちらの事情や心情は入る余地もない。人間って、そういうすくい取るような柔らかさや温かさに、安心しホッとして正直になれるものだと改めて感じた次第です。

この世は「役割全盛」「doing全盛」です。そういう時って、見えるところで、表面的な所で判断しがちです。すると出てくる言葉が、「評判忠助」になりやすい。「評価・判断・忠告・助言」。聞く耳もつよりも先に反発することが多くなり、とげとげしやすい気がします。ひと呼吸。ホンのひと呼吸おいて「どうしたの?}というゆとりが世界を救うんだなと思いました。

今日もゆとりをもって生きましょう。