どんな時も希望 西日本豪雨

こんにちは(^^♪ 先生元気プロジェクトの籠井です。新学期はいかがですか?学期初めの事務の多かったことを思いながら、先生方が少しでもホッとする時間が持てていますようにと祈ります。

岡山では、7月6日からなし崩しに夏休みになった学校もあり、2学期の始まりが少し早まっています。子どもたちにとっては、友だちと久しぶりに会うのは、今年はことのほか嬉しかったことでしょう。

友人が校長をしている学校は、校舎2階の床上80㎝まで浸水していたそうです。机も椅子も何もない教室。すべてがきれいに片付けられていました。けれども、一度泥水に浸かった校舎は、どこもかしこもが砂ぼこりにまみれていました。木々も土色で、どこまで水に浸かったのかは一目瞭然です。自然の恐ろしさを感じます。学校の再建までに、2年はかかるそうです。災害の日からしばらく、子どもたちの安否を必死で確認した彼は、きっと今日も、子どもたちのために、学校再建のために奔走していることでしょう。

東日本大震災の時、避難先になっていたある中学校の教頭先生のお話を聞かせていただいたことがあります。「生きるか死ぬかのギリギリのところで懸命にその日を凌いでおられる人たちにとって、3階建てのこの校舎は、どこからでも見える街のシンボルであった。迷ったときには、そこを目指していくシンボルであった。学校の役目は大きいんだ」と。今、奔走している友人たちの努力が、町を活性化させ、人々を勇気づけるのかと思うと、未来に光を感じます。小さな光は、やがて人々を包み、大きな温かい光へと広がっていきます。倉敷教育委員会の廊下に、全国から寄せられたランドセルと靴が並んでいました。それを受けとった子どもたちの笑顔を想像しながら、感じました。どんなときにも『希望』は、今ここ、この現場にあるのだと。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。日本のあちこちで災害が発生しています。最善を祈りつつ、またお目にかかれることを信じて。