きれいなものを吸い込んで

コロナは、私たちの生活も意識も大きく変えています。

今年生まれた子にとっては、マスク姿が普通の人の姿。人とは距離を取るのが当たり前。ひそひそ話の味わいを知るのは、いつの事でしょう。給食だって、くっついておしゃべりしながら食べるから楽しいのにね。

マスクと言えば、お道具箱に茶色になったマスクが突っ込んであって、給食の時間には、その煮しめたようなマスクをくわえる子がいました。どう見ても衛生的ではない。しかも、口も鼻も覆っていない!マスクは歯がため用でもおしゃぶりでもないよ。あの子は今、どんなふうにマスク生活をしているのでしょう。

イルカは、群れの中で一番弱い存在を基準に行動すると言います。そのイルカのペースに合わせて、その子を中心にしてみんなで守りながら行動するそうです。今の時代、大人も子どももストレスでいっぱいです。こういう時こそ、イルカを見習って弱い立場の人を中心に、寄り添いあって生きていきたいものです。

そのためにも、きれいな空気を胸いっぱいに吸い込んで、悪い気を吐き出して、体の中にも心の中にも美しいものを満たしていきましょう。まずは自分を大切にしてください。新しい週も、たくさんの「良いこと」があなたを待っています。